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名刺やフライヤーなど、印刷業者さんを利用する機会が多々あります。
私の場合、発注は100%インターネットで済ましていますが、業界特有の言葉が出てきたりしましたので、最初は戸惑いました。
今回は、大まかな手順等紹介していきます。
尚、下記の説明は、私がよく使う 印刷業者のイロドリさんでお願いする時の手順をメインに記載しています。

概要


まずは概要をおさえます。
大きく言って3つの段階を踏みます。

  1. プラン決め
  2. 印刷するタイプを決定します。名刺なのかフライヤーなのか。今は、布とかへの印刷もやってくれたりもしますねー
  3. 入稿
  4. 印刷するデザインを業者さんへお知らせする行為です。印刷業者さん指定のデータにするのがポイント。
  5. 印刷待ち
  6. 入稿したデザインを印刷してもらい、完成です

プラン決め

ホームページで、「印刷依頼の内容」を選択・決定し、業者さんへお願いをかける行為です。

(1)印刷プラン検討(その1)

ホームページへ行くと、まずは印刷する媒体は何かを選択させられます。
名刺の大量印刷をお願いするのか、はたまたカレンダーなのか、パンフレットなのか。それらを選択します。
尚、印刷媒体やオプションの指定で、印刷必要日数が変化する場合があるので、注意してみてくださいねん。

さてさて、もし紙への印刷であれば、

  • 用紙素材
  • 両面・片面
  • モノクロ・フルカラー
  • 大きさ(A4サイズ?B4サイズ?)
  • 角とり
  • 折り畳み・パウチなど

など、選択できますので、それらを大よそで決めちゃいましょう。
選択するときは、印刷日数を観ながら検討してくださいねん。結構、素材や媒体によって、印刷日数が変わることがあります。
※印刷日数は、印刷業者さんが、印刷を初めてから何日で印刷が終わるよっていう日数です。デザインを渡したり、確認してもらったり、宅配してもらったりする日数は含まれてないので、注意しときましょん。

用紙素材
光沢用紙、艶消しマッド、上質紙、普通紙、再生紙などの素材からはじまり、その厚さまで決められるところがあります。
印刷するタイプ(名刺なのかフライヤーなのかパンフレットなのか)によって、用紙は十分に検討したほうがいいです。私の場合、派手なメニューみたいなのを作る場合は、光沢用紙、名刺等のしっかり目の印刷はマッド、チラシぐらいのであればマッドか上質紙、などというぐあいに決めてます。
尚、用紙を厚めにしたい場合は、同じ用紙で「~kg」という数値が多いものを選択してくださいまし。例えば、マッド180kgとマッド220kgでは220kgの方が厚いです。色のりがいいとされてるみたいです。

両面・片面/モノクロ・フルカラー
業者さんによるのでしょうけども、表面カラーで、裏面モノクロなんてのもできますよ。尚、両面の場合、天あわせ指定ができるところもあります。上でそろえるのかとかです。A4横の用紙をバインダーとかではさむようなものであれば、天あわせを上にしたらやばいです。1ページずつ逆さまになるので面倒

角とり/角まる
業者さんによっては用紙の四隅の面取りをしてくれるサービスもあったりします。診察券みたいなカードで四隅を丸くしたり、そんなことができるわけです。

折り畳み・パウチ
業者さんによっては、色んなオプションが用意されてます。印刷後、半分に折り畳んでもらうとかもあります。また、パウチしてくれるとこもありますよ

(1)印刷プラン検討(その2)

お願いする内容を決めたら、こんどはデザインを決めましょう。
ただ、ここで1つハードルです。
業者さんへ印刷をお願いする際、デザインを受け渡すわけですが、たいていの場合、印刷業者さんの指定形式(フォーマット)というのがあります。officeでやっても問題ないところもありますし、Adobe製品(フォトショップ/イラストレーター)、PDFでやってほしいといってくるところもあります。それらが用意できるかどうか、確認しときましょう。
印刷業者のイロドリさんの場合は、名刺印刷用フォトショップテンプレートやイラストレータのテンプレートなどが用意されてます。フライヤー用とかもありますので、便利ですよー!そのファイルを頂いて、そこに、デザインを描いてあげればいいだけです。
すでにデザイン済みのものがあれば、そのフォーマットへデータを移行しておきましょう。

尚、業者さん指定のフォーマットにする際、トンボ線とか指定があります。注意しといてください。
イロドリさんの場合、トンボ線が3本あります。

  1. 内側
  2. 絶対印刷される領域
  3. 真ん中
  4. 最低限、このへんまでは印刷されることを想定してねっていう線
  5. 大外
  6. これ以上は全体印刷されませんっていう線

印刷って、紙にインクをつけた後に「裁断」するみたいなんですよね。造幣局とか新聞社とかの印刷工場とかTVでみたことありませんか?印刷おわった紙がくるくるくるくる流れてるのありますでしょ。
その裁断の時、「真ん中線」を目印にしてきってるようです。ただ、その時、誤差が出てしまうので、こういった基準線が存在するみたいですよー。
※裁断中に内側へずれた場合、最低限内側線までとどかない。外側もしかり。
尚、ふち無等で印刷をかけたい場合は、「大外」の線までびっちりデザイン入れて渡しましょうね。

(2)印刷プラン決定

プランが決まったら、早速発注です。印刷業者さんへ、そのプランで発注をかけましょう。
発注をかける場合、印刷日数をみておくのも忘れずに!名刺は1日でも、フライヤーは7日とか色々ありますので。
発注が終わったら、さっそくデザインの受け渡しを行い、印刷指示をかける感じです。
尚、印刷業者さんによって、下記の点が大きく違うかもしれません。印刷業者さんを決定する際は、みなさんご注意を。

  • 決済方法
  • 見積書発行・請求書発行

入稿

入稿って、業界用語ですよね。まずは入稿の説明から。
印刷の依頼をかける場合、我々がデザインをつくって、それを業者様に受け渡すします。この行為を入稿といいます。
それだけのことだったりします(笑)

(3)入稿依頼

先ほど、プラン決定をした後、業者さんから「印刷するからデザインちょうだい」の指示、つまり入稿の依頼がきます。
私がよく使う イロドリの場合は、メールで指示がきます。

(4)入稿

入稿で気を付けないといけないのは、印刷業者さんからの指示にあわせることです。先に紹介した「(1)印刷プラン検討(その2)」で書いた点、気を付けてください。デザインがよくても、印刷業者さんの指示にあってないものは、おかしなことになります。これ、ほんと注意です。
また、フォトショップやイラストレータのデザインファイルを入稿用に色々手をつけてしまいます。大元のデザインはどっかにバックアップをしておいて、入稿用のファイルとして別に作りましょう

業者さんによって違いますが、入稿データについて、イロドリさんの場合に気を付けることを書いておきます。

  • 色の表現
  • RGB表記ではなくCMYK表記です。モノクロの場合はモノクロ指定で
  • フォトショップ
  • 制作したレイヤーを全て1つのレイヤーにまとめます。なお、トンボ線だけは残しておいてください。
  • イラストレーター
  • 文字はパスにおきかえましょう。リンクしている写真はイラストレーターファイルに埋め込みましょう。写真を引き伸ばして使っている場合、印刷すると、結構ドットがあらくなるので、引き伸ばしで使うのは避けましょう
  • トンボ線
  • 大外の線まで塗りたくろう

この完成したデザインを、圧縮ファイルにまとめて、ホームページから登録します(メールでの受け渡しの場合もあります)。
圧縮ファイルにまとめる際は

  • フォルダ(注文番号下6桁)をつくり、そこにデータ(入稿用デザインなど)を入れる
  • そのフォルダに入れるデータは、入稿データとスクリーンショット
  • 両面の場合は、表、裏両方のデータを入れる

そして、上記フォルダをZIPなどに圧縮して、ホームページからアップロードする感じです。
スクリーンショットは、念のための確認画像です。印刷すると、こう印刷されるでしょーという確認画像。

(5)入稿チェック結果返答

上記の入稿終了後、業者さんのチェックが入ります。
指示通りつくってくれたかなーと確認が入ります。
尚、この確認で「NG」が出る場合もありますので、注意してください。また、入稿からやらないといけません。時間もかかります。それだけ印刷が遅くなるってことです。
ここで「OK」がもらえたら、発注の時にみた「印刷日数」の期間で印刷がはじまります。今までのやりとり日数は印刷日数に入ってない時がほとんど。そこ、注意しといてください。

印刷待ち

印刷業者さんによっては、見本のPDFをおくってくれたりするところもありますが、基本、後は、完成を待つだけです。

(6)印刷見本返答

イロドリさんの場合、「印刷すると、こうなりますよー」的なPDFを送ってきてくれます。
とてもドキドキな瞬間ですね。

(7)発送

はれて、印刷物がおうちに到着!うきうきで、パッケージを確認してください。
いつも使うイロドリさんは、梱包材もしっかりしたもので送ってくれるので、とてもありがたい。
尚、イロドリさんの場合、宅配先を発注者にしない設定もできます。送り主も発注者にしないで宅配というのも出来ます。
ですので、お客さんからデザイン以降を請け負った場合便利です。
イロドリさんへ自分が発注し、送り先をお客さん、送り主をイロドリさんにするなど、そんなことも出来ちゃうみたいですのでね。

概要?詳細?

概要を伝えるつもりが、少し詳細を話しすぎたかもしれません(笑)
情報整理でけずごめんなさーい。

参考

外部サイト